Civil Works  シビルワークス  http://www.civilworks.jp/ 今日は

 Q & A

 以下は、ユーザーの皆様、購入前のお客様から寄せられたご質問の一部です。ご使用時の参考にして下さい。
   

 Rockwallに関するQ&A
分類 質問 回答
安定計算について 落石の水平力についての質問 Q1-1.
設計降伏モーメントのところで、落石による水平力(HR)を457.0(kN)と仮定すると、
と記述してあるのですが、457と言う数字の出所が分かりませんどこからこの数字を仮定されたのか、差し支えなかったらどうして出た数字なのかお教えください。
使ってみようと思うのですが、分からないと良いか悪いか分からないので宜しくお願い致します。
A1-1.
設計降伏モーメントの項のすぐ下に、「設計降伏モーメント(My)は、落石による水平力(HR)を変化させ、擁壁底面の支持地盤が極限支持力と一致するまで試行計算をおこなう。」と記述してあると思います。
つまり、設計降伏モーメントは単純計算では求まらないため、試行計算によって求めるしかありません。
つまり、まず水平力を適当に仮定して極限支持力度を計算し、擁壁底面の支持地盤が極限支持力と一致するまで水平力をいろいろ変化させる訳です。上記の水平力の値(457.0KN)は、そのようにして試行計算したところ、たまたま水平力が457.0(KN)の時に、擁壁底面の支持地盤がほぼ極限支持力と一致したというわけです。
しかし、計算書に無数におこなった内部計算の過程をすべて記載するわけには行かないので、最終的に求まった457.0KNという値を最初から仮定値として使用して、その値を使用すると擁壁底面の支持地盤が極限支持力とほぼ一致するということを示した訳です。お判りになりましたでしょうか。
この方法は、「落石対策工設計マニュアル」(理工図書)のP193に記載されている計算法を真似ただけです。私独自の方法と言うわけではありません。落石対策工設計マニュアルをご覧下さい。
可能吸収エネルギーの算式について Q1-2.
「3.落石防護擁壁の計算」のなかで、最後に擁壁基礎地盤の塑性変形を考慮した可能吸収エネルギー:EMを算出しています。この時の計算式はどこから引用しているのか教えてください。

A1-2.
「落石対策便覧」P170に、adefで囲まれた面積がEMとされています。
算定式は、この台形の面積(三角形と四角形に分けて算定し合計したもの)を算定したものです。
なお、EMの詳しい算定式は、参考文献にも掲げている「落石対策工マニュアル」のP194に詳しく記載されています。
本プログラムはこのマニュアルも参考にしています。

落石の運動エネルギーの算式について Q1-3.
落石の運動エネルギー(E)の算定で落石対策便覧のp19では
 (1+β)(1-u/tanθ)m・g・H
となっていますが、計算書ではmgHはWHとなっていますが
このmgH=WHが成り立つ関係式の根拠はどこから来ているのでしょうか。
初歩的な質問かも知れません回答お願いいたします。
A1-3.
mは質量です。しかしSI単位系では落石を質量ではなく重量(KN)で表すため、上式のm・g・Hを重量Wを使って表しただけのことです。
ちなみに、E=(1+β)(1-u/tanθ)・W・Hという式は、「落石対策工設計マニュアル」(理工図書)P132にそのまま記載されていますので、ご覧下さい。
計算ケースについて Q1-4.
計算ケースの落石時(柵衝突時)の際、背面の土砂堆積を考慮する場合、堆積させた状態の方が危険側となり、このケースにより擁壁断面が決定することもあると思われるのですが、この落石時(柵衝突時)のケースの場合、背面の堆積は考慮するべきでしょうか、それともしなくてよいのでしょうか?
(荷重ケースについての根拠となる文献あれば教えていただけないでしょうか?)
A1-4.
「落石対策便覧」の荷重の組み合わせ表によれば、落石時の土圧は必要に応じ考慮する(△)になっています。従いまして、プログラム開発者側が、土圧の取り扱いについてお答えすることはご容赦下さい。
ただ、擁壁背面にポケットを設けるような場合であれば、擁壁背面がもし堆積土砂で一杯なった場合は、すぐに排土するのが原則でしょうから、落石荷重と堆積土砂圧を同時に考慮する必要性は小さいのではないでしょうか?
(ただし、これもあくまで参考意見ですので、あくまで設計者が、施設の種別や堆積状況などを踏まえて決定していただくほかありません。)
背面土条件について Q1-5.
背面土条件のおいて、背面土の土圧算定条件の、及び内部摩擦角φが参考値の三種類のみしか入力できないのですが、実際に土質試験を行った結果をもとにしたデータを入力したいのですが、どうすればよいでしょうか?ちなみに、Φ=20°となります。
A1-5.
入力欄に直接、値を入力していただければ、任意の値が設定可能です。
落石条件について Q1-6.
「落石条件」において、「落下高が40mを超えるときは、落下高を40mとして計算する」かどうかチェックボタンで設定できるようになっていますが、この考え方はどこからきたものでしょうか?
A1-6.
「落石対策便覧」P12の上段部にある、「高さが40mを超えると、落石速度は一定値(終端速度)に達する傾向があることがわかっている」との記述に基づいています。
切土部擁壁とは
Q1-7.
切土部擁壁と盛土部擁壁の違いを教えてください。
A1-7.
盛土部擁壁とは、擁壁裏込部の地形に特殊な条件のない、ごく普通の平坦部の擁壁をいいます。
切土部擁壁とは、擁壁背面に近接して安定した斜面や切土面があり、擁壁に作用するすべり線が、背後の斜面(切土面)に近接したり交わるような場合で、土圧が背後斜面(地山線)の影響を受ける擁壁をいいます。
防護柵条件について
Q1-8.
「Rockwall」の「防護柵条件」の中の「ワイヤロープ種別」の破断荷重の数値ですが、破断荷重の数値の参照元を教えて頂きたい。
A1-8.
ご質問の破断荷重ですが、
参考文献としてあげている「落石対策工設計マニュアル」のP133
の表6-8を参考にしています。
エラーについて 計算結果が正しく表示されない
Q2-1.
計算書のシート内をいろいろと編集していたところ、突然、計算が正常にできなくなりました。どうしたら元に戻りますか?
A2-1.
Rockwallの計算シートは、オブジェクト以外保護しておりません。そのためユーザー側でシート内の編集が可能となっています。ただし、行(列)削除、行(列)挿入、セルの移動や切取りなど、セルの参照先が変化するような変更をすると、正しく計算結果が表示されなくなる可能性があります。編集は、文字の編集や追加など、軽微にものに抑えてご使用下さい。
Excel2010でのエラーについて Q2-2.
Excel2007では正常に動作していたのですが、先日Excel2010にバージョンアップしたところ、VBAのコンパイルエラーによって起動できなくなりました。Excel2010は非対応なのでしょうか?
A2-2.
マイクロソフトから、Excel2010のバグ情報が出ており、下記サイトにアクセスして問題回避の措置をとっていただければ正常に動作するようになります。(2007からのverupのみに生じる問題のようです)
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;2266789
---------------------------------------
マイクロソフトは、問題の現象を回避するには以下の方法を実行してください。と言っています。
1.[スタート] メニューをクリックし、 [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2.[名前] ボックスに、以下のコマンドを入力して [OK] をクリックします。regsvr32 C:\Windows\System32\MSCOMCTL.OCX
起動時にエラーが発生 Q2-3.
起動時に、「システムエラーです:&H80040111(-2147221231 ClassFactoryは要求されたクラスを提供できません。・・・」というメッセージが表示され、何度か「OK」ボタンを押ましたが結局使用できません
A2-3.
Office2010がインストールされているPCの場合、同種のエラーが、Office2010の修復プログラムによって改善された事例が報告されています。お試しください。
修復方法は、下記サイトを参考におこなってください。

Office2010の修復プログラム(修復方法)・・・http://support.microsoft.com/kb/2179287/ja

Q2-4.
起動時に、コンパイルエラーが発生し、軌跡図ツールが使用できません
(エラーは、「非表示モジュール ThisWorkbook内でコンパイルエラーが発生しました」など)
A2-4.
以下のサイトからVB6.0のランタイムライブラリを入手して、お使いのPCにインストールしてみていただけないでしょうか?
動作に必要なライブラリが不足している可能性があるためです。
(なお、他のプログラムに影響を与えるものではありませんのでご安心ください)
(VB6.0ライブラリ入手先↓)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se342080.html
もしくは
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se188840.html
(他のVB6ライブラリでも可)
Q2-5.
「非表示モジュールThisworkbook内でコンパイルエラーが発生しました」というエラーが発生し、起動できません。
ExcelのバージョンはExcel2007です。
A2-5.
以前、Office2007の修復プログラムを実行することで改善されたケースがございます。
一度お試しください。
  
Office2007の修復プログラムはこちら
 
 
 
ライセンスについて PCの複数同時使用について Q3-1.
同一事業所内の複数のPCにおいて使用を考えておりますが、ライセンスは複数ライセンスが必要でしょうか?同時に使用することは原則としてありませんが1ライセンスでも可能でしょうか?
A3-1.
本ソフトのパスワードは、PCの機種が異なっても共通です。従って、複数のPCで同時に使用する事が可能です。ただし、1つのライセンスでご使用になれるのはひとつの事業所(支社)のみです。複数の支社で使用するためには、支社毎にパスワードを購入していただく必要があります。

Top_page